煩悩パパの「話題のニュース」ブログ

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タクシーの行灯 | 東京と地方の違いを知ってますか?

 タクシーの屋根についている、社名表示灯を『行灯(アンドン)』と呼びます。この『行灯』の役割はまさにタクシー会社名やグループ会社名などを表示している訳ですが、その他にも役割があります。

地方のタクシーでは実車中でも行灯が点灯している

 東京では、お客様を実車中(お客様が乗車している場合、賃走中)の場合、『行灯』の電気は消えています。これは、タクシーメーターと連動していて、実車ボタンを押すと『行灯』が消灯する仕組みになっています。流しのタクシーを止める時の目印になっていますね。

 しかし、東京以外の地方では、実車中でも行灯は消灯しません。助手席前のダッシュボードにある表示板を見て、”実車”か”空車”か判断することになります。ですので、普段は東京でタクシーを利用している方が、地方でタクシーを利用しようとすると「あの車は行燈が点灯していたのに、手を上げても停まらなかった。これは乗車拒否ではないか?!」とトラブルに発展することが多くあります。

行灯が赤く点滅している時は非常事態

タクシーには、防犯上の理由で緊急ボタンがついています。タクシーの車内で何かしらのトラブルが発生した場合、タクシー強盗や手配犯などが乗車しているなどにドライバーがボタンを押します。それによって、車内の乗客に感づかれることなく、『行灯』が赤く点滅し、車外に危険を知らせることができます。

 これは、タクシー会社のシステムにもよりますが、緊急ボタンが押された場合、車両番号・担当ドライバー・車両の現在位置などの情報が把握できるようになっています。この状態のタクシーを発見した方は、直ぐに警察に連絡をお願いします。

 

ソース記事はコチラ

タクシー「行灯」誕生の背景 元々「社名表示」は目的じゃなかった 老舗メーカーに聞く

2/9(土) 13:49配信

小さな「防犯灯」から始まった行灯

 タクシーのシンボルといえば、屋根についている「行灯(あんどん)」。正式には「社名表示灯」といい、法人タクシーでは会社ごと、あるいは企業グループごとに異なるデザインのものが見られます。個人タクシーでは、全個連(全国個人タクシー連合会)系は「でんでん虫」、日個連(日本個人タクシー連合会)系は「ちょうちん」と、所属する連合会の統一的な行灯が付けられることが一般的です。

【写真】見つけたら110番を! 行灯の「赤点滅」

 この行灯、そもそもなぜ付いているのでしょうか。東京ハイヤー・タクシー協会によると、もともとは「防犯のため」とのこと。「ドライバーが強盗に遭うなどの緊急時に、赤く点滅させてSOSのサインを出すため」といいます。

 行灯が生まれた背景について、業界シェアの9割ほどを占める製造メーカーの武内工業所(東京都港区)に聞きました。

――行灯はなぜ生まれたのでしょうか?

 昭和20年代、タクシーの台数が増えていくなかで、タクシー強盗も頻発しました。そこで当社の先代社長が、非常時に赤く点滅する防犯灯を考案したのが始まりです。最初は小さな電球をカバーで覆ったもので、徐々に広まっていきましたが、この防犯灯に社名を表示したことで、一気に全国へと普及しました。

 現在、行灯は国からの通達で、タクシーには必ず取り付けることとされています。行灯があれば、防犯面だけでなく、いわゆる「白タク」(国から許可を得ていない白ナンバー車両による違法タクシー)との見分けもつきやくなります。

「行灯殺しのガード」に当たるように…

――行灯の点灯にルールはあるのでしょうか?

 たとえば現在、東京ではメーターを「賃走」にする、つまりお客様を乗せると消灯するのが一般的です。お客様を降ろし、メーターを「空車」にすればまた点灯します。ただしルールは地域によって異なり、お客さんを乗せた状態でも消灯しないケースもあります。もちろん、緊急時は運転席のスイッチで赤点滅に切り替えられます。

――行灯の形はどのように決まるのでしょうか?

 クライアントからコンセプトをお聞ききし、紙ベースと実物ベースでデザインをご提案します。形については丸や四角などの「型」があり、そこから少し変化させることもあれば、全て手作業でつくる完全オーダーメイド品もあります。シール貼りも手作業ですので、型を使ったものでも、必ず手作業が生じます。1日に製造する個数は、多いときで数百個といったところでしょうか。

――タクシー会社は、どのようなときに新しい行灯を注文するのでしょうか?

 車両の代替わりで変えるケースが多いでしょう。たとえば1990年代、従来よりやや車高が高いトヨタ「コンフォート」へと車両が変わっていった際には、品川駅の北側にある「高輪橋架道橋」(山手線などの下をくぐる制限高1m50cmのガード下。「行灯殺し」の異名をとる)などに行灯がぶつかってしまうため、ひとまわり小さくなりました。また、社長が代替わりするなどして、企業ロゴマークやイメージカラーを変更する際に、行灯もリニューアルされることがあります。

「JPNタクシー」対応に工夫

――最近はどのような変化がありますでしょうか?

 いま広まりつつあるトヨタJPNタクシー」などでは、屋根上の中央ではなく、前方の傾斜部分に取り付けるケースが多いです。こうした車両はもともと背が高いので、行灯も低めのものをラインアップしているほか、取り付け部分の傾斜に合わせ、模様や文字も左右対象ではなく左右面で少しずらすこともあります。

 また、行灯に使う電球のLED化が進んでいます。従来型の行灯はずっと点けていることもあり、相当熱くなりました。LEDは熱を持たないので安全で、明るくアピール度も高いです。

※ ※ ※

 ちなみに、近年は車両の変化だけでなく、ある規制の関係で、行灯の更新が進みました。道路運送車両法で定められた、いわゆる「外部突起物規制」です。かんたんに言うと、人対車両の事故が発生した際に、車両がさらに人をケガさせないよう、外装に鋭利な突起を有してはいけない(車検に通らない)とするもの。タクシーの行灯においては、たとえば長方形の全ての辺や角(外部の全周)に、2.5mm以上の丸みを付けたものが適合とされました。

 この規定は2010(平成22)年3月、7年の猶予期間を経て2017年4月をもって全面適用とすることが国土交通省から告知され、その間、タクシーでは徐々に適合品への更新が進みました。しかし、猶予期間が残すところ半年となった2016年10月、国土交通省は「対応が進んでいない」「突起に起因する重大事故が起こっていない」などの理由で、この規定を適用しないことを発表。2010(平成22)年以前の基準で作られた行灯を付けていてもOKとなり、この理由で更新を行う必要はなくなっています。

最終更新:2/9(土) 16:10
乗りものニュース

 ネットの声

  • 昔はタクシーメーターの上に赤くて丸い「空車」って表示されたレバーが付いてて、それを横にたおしたら賃走になったな。今は見掛けないけど。
  • 外部に危険を知らせるには行灯の赤点滅以外にもあります!
    助手席前に置いてある外から見たら空車とか賃走とかの目印がデジタル表示の場合はSOSに表示できます。
    バスも同じで前後の行き先表示がSOSになります!
  • なんだ?その規則…行灯が当たる、つう事は外れるか車ごと当たる、って事だろうに^_^
    尖ってなくても大怪我しそうだけどね。やってみて気付くこともあるんだろうけど。
  • 埼玉県内のタクシーもお客さん乗って賃走の時は行灯消えるようにしてほしい。都内走ってるJPNタクシーのブラックベースの行灯、わかりづらい。

headlines.yahoo.co.jp

 さいごに

 東京のタクシーと地方のタクシーでは、この実車時の『行灯』の消灯問題だけではなくて、色々とルールが違います。まず、タクシー料金は全国で同一ではありません。迎車料金も違います。予約料金、指名料金などの設定がある会社もあります。

タクシーを乗車の際は、地域や会社で料金やルールが違いますので、トラブルの内容に確認してご利用ください。

 

最後までお付き合いありがとうございました。